私は神を信じない。神を知っている。C.G.Jung

私は神を信じない。神を知っている。C.G.Jung
ユング『赤の書』の心理学:死者の嘆き声を聴く (日本語) 単行本 – 2015/6/10
ジェイムズ・ヒルマン (著), ソヌ・シャムダサーニ (著), 河合 俊雄 (監修, 翻訳), 名取 琢自 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%80%8E%E8%B5%A4%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%80%8F%E3%81%AE%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6-%E6%AD%BB%E8%80%85%E3%81%AE%E5%98%86%E3%81%8D%E5%A3%B0%E3%82%92%E8%81%B4%E3%81%8F-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/4422115928/ref=pd_bxgy_img_3/356-9141437-0945543?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4422115928&pd_rd_r=3c62465b-ba57-4049-924d-6ae7ab8d65bd&pd_rd_w=QTRfY&pd_rd_wg=xVQMR&pf_rd_p=e64b0a81-ca1b-4802-bd2c-a4b65bccc76e&pf_rd_r=HTPFDJS3TN3WC26TQY4J&psc=1&refRID=HTPFDJS3TN3WC26TQY4J

「私は神を信じない。神を知っている。」

「宗教」
ユング心理学辞典p72宗教



「ユング「赤の書」の心理学」
p138~p141に「私は神を信じない。神を知っている。」といったユングの真意が説明されています。
p139
ユングは1950年代、ジョン・フリーマンによるインタビューの中でユングは「私は神を信じない。神を知っている。」と言い放映後に多くの論争を引き起こしました。
https://www.youtube.com/watch?v=2AMu-G51yTY&t=304s 省略しています。

https://www.youtube.com/watch?v=hSegYaN861g&t=1756s

C.Gユング(元型論)p87,引用を参考にしてみてください。

宗教的なイメージは、歴史が証明しているように、暗示や情動を引き起こす最強の力をもっている。 私が宗教的イメージという中には、もちろんすべての「集団表象」、すなわち宗教史に出てくるものや、およそ主義と名のつくものすべてが含まれている。

主義というのは歴史上では宗派と言われていたものの現代的な変種にすぎない。 いかなる宗教的理念を持たないという信念に忠実な人はいるかもしれない。

しかし〔その社会の〕支配的な「集団表象」を何一つもたないことは人間でなくなることであり、そのようなことはありえない。 ある人が唯物論、無神論、(因果論、非因果論)共産主義、社会主義、自由主義、主知主義、実存主義等々持っていることは、まさしくその人が無害ではないことを証明するものである。

彼はどのみちどこかで、公然とにせよひそかにせよ、なんらかの上位理念に取り憑かれているのである。



ユング「赤の書」の心理学 (創元社)

p141

これがユングがつかもうとしていた問題です。彼は、これが、悪魔に取り憑かれてきたものなのだ、と言います。

(ユングがインタビューで「私は神を信じない。神を知っている。」と言った真意)

p139 フィレモンは、自分が信じていたことは教えず、知っていたことを教えました。・・・・・・

     ユングは「私は神を知っている」と言っているのではなく、「私は私の経験したことを知っている」と言っているのですから。

さらに詳しくはp138~141にあります。


2020.6.6 下記記事追加

ユングは「私は信じる必要はない、知っている」と後悔している。
https://steve.myers.co/jungs-regret-over-i-dont-need-to-believe-i-know/?fbclid=IwAR3Gq6DubsCEl79DfL39LTih-xWNhucbGvY6S5ohnaX_KToUah2QVzarDL8


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