~主義

C.Gユング(元型論)p87,引用を参考にしてみてください。

宗教的なイメージは、歴史が証明しているように、暗示や情動を引き起こす最強の力をもっている。 私が宗教的イメージという中には、もちろんすべての「集団表象」、すなわち宗教史に出てくるものや、およそ主義と名のつくものすべてが含まれている。

主義というのは歴史上では宗派と言われていたものの現代的な変種にすぎない。 いかなる宗教的理念を持たないという信念に忠実な人はいるかもしれない。

しかし〔その社会の〕支配的な「集団表象」を何一つもたないことは人間でなくなることであり、そのようなことはありえない。 ある人が唯物論、無神論、(因果論、非因果論)共産主義、社会主義、自由主義、主知主義、実存主義等々持っていることは、まさしくその人が無害ではないことを証明するものである。

彼はどのみちどこかで、公然とにせよひそかにせよ、なんらかの上位理念に取り憑かれているのである。

関連。教条主義、律法主義、原理主義。補償としてのカイロス、コンステレーション、価値基準は絶えず変化している。

コンステレーション
コンステレーション、シンクロニシティ、-共時性:非因果的連関の原理-
https://k19266.ti-da.net/e10574740.html

(絶対化(~主義)の補償としての相対化)二律背反、両義性、パラドックス ヌミノースな経験によって、自我の立場を相対化すると同時に、自我の立場から、ヌミノース経験を相対化。 ユング心理学辞典p64自我ー自己軸


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